法人の確定申告を自分でやろうと思っている方は、ご一読ください。
目次
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由・白色申告でも貸借対照表が求められる。
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由・法人税申告書の別表の種類が多い。
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由・数字の修正が大変。
まとめ
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由として
白色申告でも貸借対照表の作成が求められる点があります。
貸借対照表とは、資産(現金、預金、売掛金、車など)、負債(借入金、買掛金など)、純資産(資本金など)
を記載した書類です。
売上と経費を集計すれば、簿記の知識がなくても作成できる損益計算書と異なり
貸借対照表の作成では、借方や貸方といった簿記の知識が必要となるため
白色申告で、損益計算のみ作成すればよい個人の確定申告に比べたら
法人の確定申告は、難易度が上がります。
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由として
法人税申告書の別表の種類が多い点もあげられます。
所得税の確定申告書で、最低限、必要なのは、第一表、第二表なのに対し
法人税申告書の別表で、最低限、必要なのは、別表ー(-)、別表二、別表四、別表五の一、別表五の二、です。
所得税の確定申告書の場合、申告分離課税の第三表をのぞき、第一表、第二表を使いまわすことが多いですが
法人の確定申告の場合、最低限、必要な別表に加え、別表六(一)、別表七(一)、別表10(八)、別表15
別表16(一)、別表16(二)、別表16(七)など、そのときどきの申告状況により
さまざまな種類の別表を使いこなす必要があり、難易度が高いです。
法人の確定申告の難易度が個人より高い理由として
数字の修正が大変な点もあげられます。
たとえば、消費税の免税事業者が、損益計算書に、未払の外注費を入れるのを忘れてしまったとします。
個人の白色申告であれば
損益計算書の外注費の金額と所得税の確定申告書の第一表の所得金額を修正するなどで、足りますが
法人の場合、修正する書類は、損益計算書、貸借対照表、勘定科目内訳書、法人税の別表ー(-)、別表四、別表五の一
別表七(一)(青色で赤字の場合)、事業概況書、法人都道府県民税、市町村税の申告書などの修正が、必要です。
これらの数字の修正にあたっては
法人のこの多岐にわたる提出書類の数字のどれとどれが
関連するかといった体系的な理解が必要であり、個人の確定申告よりも、難易度を上げています。
法人の確定申告が、個人の確定申告より、難易度が上がるのは
提出書類が多いうえ、それらの取捨選択をし、かつ、それらの数字の関連性の理解まで求められるからです。
これを自分でやるのは、大変です。
ましてや、法人は、個人より、税務調査の確率が高く
下手な申告は、できません。
そのため、法人の確定申告を自分でやろうと思う方は、税理士に相談するといいでしょう。