日本政策金融公庫の2018年の「新規開業実態調査」では
開業費用のうち500万円未満の割合が最も多く
開業時の平均従業者数は3.4人となっていますが
一人創業するかたも実際にはけっこういます。
・集合時間などにしばられない
・事業で得たお金をある程度、自由に使える
・反対する人がいないので事業のアイデアをすぐ実行できる
・開業資金が少額で済む
・一人で始める分、失敗した際のリスクも抑えられる
これらの一人創業のメリットを味わえるのは
税理士や弁護士などの士業かと思います。
建設業は一人創業できますが
現場での集合時間のしばりなどがあるので
一人創業の気楽さなど味わえないと思います。
・身近に税金や経営の相談相手がいない
・軌道に乗るまで売上は少ない
・自分が間違った判断をしても反対意見がない
・仕事が少ないときに時間を持て余す
・責任はすべて自分に降りかかってくる
といったところかと思います。
一人創業の最大のデメリットは
相談相手がいないことです。
一人創業に際し相談相手がいないと
誤った判断をしても誰も止めてくれません。
自爆しないためにも
一人創業とは言え、他人の話を聞く耳をもちましょう。
一人創業を成功させるには
相談相手が必要です。
日本政策金融公庫の2019年の
「起業と起業意識に関する調査」では
起業する際にあったらよいと思う支援策で
税務・法律関係の相談制度の充実が1位となりました。
こうした実態もふまえると
一人創業のときこそ
身近な専門家である税理士を活用してもいいのかもしれません。