起業で税理士に相談する前に
これまでの相談実績にもとづき
参考になりそうなことをまとめてみました。
目次
・起業の相談と税理士の都市伝説
・起業で税理士に相談するタイミング
・起業で税理士に相談する決め手・安・親・近
・起業で税理士に何を相談するか
・起業で税理士に相談する手順
・まとめ
・起業の相談を税理士にするには、会社設立する必要がある
・税理士に相談する際、初歩的な質問は、遠慮すべきだ。
など、
起業の際、税理士にする相談には
いくつか、都市伝説のようなものがあると
思います。
起業の相談を税理士にするには
必ずしも会社設立する必要は、ありません。
個人事業主として、起業する際の相談なども
税理士にする方は、たくさんいます。
また、起業の際、初歩的な質問を
税理士にすることは、恥ずかしいことではありません。
・確定申告の際、税金をどこに納めるのか?
・青色申告のメリットは、一体、何なのか?
・売上の計上時期は、いつなのか?
など、会計や税務の内容に関する疑問は
起業する方の多くが、共通にもっているからです。
まれに、起業の相談に来られた方で
相談料が発生すると思っている方もいますが
当事務所では、起業の相談は、無料で行っています。
起業で税理士に相談するタイミングですが
起業の1年前以上から相談する方は
少ないです。
多くの方は、起業してから
開業届や会社の設立の登記簿などを
持参のうえ、相談に来られます。
これまで起業の相談を受けてくるなかで
起業で税理士に相談する決め手は
・安・親・近
の3文字に集約されるのではないかと思います。
起業で税理士に相談する決め手の一つが
安、すなわち、安さ、安心
といったところだと思います。
起業した直後では、資金繰りにゆとりがないことも多く
税理士のスポット決算や低価格の顧問料といった安さは
感謝される傾向にあります。
また、起業したら、税務署等から
いろんな書類が届き、不安も生じることがあります。
その際、税理士が相談にのると
安心される方もいます。
税理士によっては、料金表をもうけているところもあります。
そうすると、価格面でも安心される方もいます。
起業で税理士に相談する決め手の一つが
親、親しみやすさ、親切さ
といったところだと思います。
税理士への親しみやすさとは
HPの写真やコラム、オンライン面談や実際に会った印象
などから、生まれるものです。
税理士の親切さとは
・急な依頼にも対応してくれた
・難しいことを何度もわかりやすく説明してくれた
など、業務を依頼してみてわかるものです。
起業で税理士に相談する決め手の一つが
近、場所の近さ、年齢の近さ
といったところだと思います。
税理士事務所は、遠くにあっても
メールや郵送で、書類のやり取りができるため
必ずしも近くにある必要はありませんが
近くにあったら、あったで
何かと税理士に相談しやすいものです。
また、起業する方の多くは
30代~40代です。
年齢の近い税理士であれば
価値観等も合い
相談は、しやすいと思います。
起業で税理士に何を相談するか
といえば、以下のような内容です。
・会社設立
・資金調達
・申告
・帳簿の作成
起業の際
株式会社や合同会社の設立など
会社設立の相談を税理士にする方は
たくさんいます。
相談内容の中心は
会社設立までの流れや
会社設立してからの会計、税務
といったところです。
起業の際
融資や補助金、助成金など
資金調達について
税理士に相談する方もいます。
相談内容の中心は
資金調達の実現の可能性や
どの資金調達の方法が
ベストかといったところです。
起業の際、税務申告を
どうするか
税理士に相談する方もいます。
相談内容の中心は
・所得税や法人税の申告の依頼
・スポット決算の依頼
といったところです。
起業の際
帳簿の作成をどうするか
税理士に相談する方もいます。
相談内容の中心は
・会計ソフトは、どれがいいか
・帳簿の作成を税理士に丸投げできるか
といったところが中心です。
起業で税理士に相談する手順ですが
税理士のHP等から電話またはメールなどで
相談の予約を取るのが一般的です。
相談の方法として
税理士事務所に直に行くか
オンライン面談などを活用します。
相談の際は、開業届や今後の売上予測などの
書類があると
より、具体的な相談ができます。
起業で税理士に相談するといっても
必ずしも、情報収集は、入念に行う必要はありません。
手ぶらで、税理士を伴走者としながらでも
実際に、起業して、走り出しみることが
重要だと思います。
あくまで
このコラムの位置づけとしては
走り出す前のウォーミングアップの
といったものです。