□税務調査を経験したことがなく、税務調査という言葉に過敏に反応してしまう会社
□プライベートで行った旅行などを会社の経費と区別していない会社
□消費税還付が何百万円とある会社
□税理士をつけていない会社
□社長が本業の傍ら、経理にさく時間がほとんどない会社
□社長からの借入金がたくさんある会社
□売上や利益が過去3年で小さいなりにも、大きく伸びている会社
小さな会社の経営者の方と話していて感じるのは
税務調査という言葉に過敏に反応し、必要以上に、税務調査を恐れてしまったり
社長一人もしくは、家族経営で、会社の支出に個人の生活費がまぎれこむ・・・
といったことです。
小さな会社に顧問契約した税理士がいる場合
税理士に税務署から、調査の候補日時や場所、必要な書類の準備などについて、連絡があります。
そのあと、税理士から社長の都合のいい日時などについて、確認があります。
税務調査がきたら、まず、やることは、税務調査の日時について
税理士、社長、税務署の3者で、調整をすることです。
税務調査では、過去3年の申告書類、元帳、一人別徴収簿、請求書等が求められます。
このうち、申告書類、元帳、一人別徴収簿は、税理士のほうで、紙やデータで用意できます。
会社としては、実質的に、請求書等の準備のみを行うことになります。
税務調査の当日までの期間を使い
税理士と社長で、税務調査で、問われそうな項目について、すりわせをすると
当日の税務調査がスムーズに進行します。
小さな会社の場合、自宅を本店登記し、表札に会社名が出ていないこともあります。
その場合、税理士と調査官が、調査当日、時間通り、本店(自宅)に集合できるように
本店(自宅)近くのコンビニエンスストアなど、目印になるようなものを
事前に税理士に伝えておくのもいいでしょう。
税務調査の場合、おおむね1日~2日、時間は、午前10時~16時くらいまで
調査官が、調査をします。
小さな会社の場合、調査官は、一人か二人くらいです。
調査官のうち、ひとりは、ベテラン、もうひとりは、若手という組み合わせもあり
その場合、小さな会社の税務調査では、税務署にとって、若手の調査官の育成といった側面もあるようです。
税務調査の初日の午前中は、会社の業務内容の概況や、経理の状況の確認が中心となり
調査官と社長の会話が中心となります。
初日の午後から、総勘定元帳などを中心に、調査官が、本格的な実地調査に乗り出します。
実地調査が一通り、終わるころ、今回の調査で、税務署に否認されそうなポイントや
今後の流れを確認します。この時点で、調査官から、税務調査による追徴課税など
具体的な税額は、教えてもらえません。
そして、税務調査から、数か月ほど、時間が経ち
税理士と税務署で、修正申告案について、検討し、社長の同意を得たうえで
修正申告をし、加算税の通知が来て、税務調査が完了となります。
小さな会社で税務調査が怖い方へお伝えしたいことは
□税務調査は、国税局の査察と異なり、犯人捜しではない。
□経験の浅い調査官の育成といった場面になる可能性もある。
ということです。
税理士をつけ、日常の経理の段階で、必要経費と個人の生活費を分けたり
売上を適正な時期に計上するなどすれば
必要以上に、怖がる必要は、ありません。
また、税務調査の流れや税務署が目をつけるポイントなどを
顧問税理士から教えてもらい、情報を集めておけば
必要以上に、税務調査を怖いと感じる想像力を抑制できます。
そのため、小さな会社にとっての税務調査の対策の柱は、以下のようにまとめられます。
①日常の計理を適正に行う
②税務調査について、税理士から情報を集める
③①②を通じ、税務調査を必要以上に怖がらない