日本政策金融公庫の融資の相談で
他に借入があるんですが大丈夫でしょうか?
という質問をされる方がいます。
このコラムでは
他に借入がある場合の融資の可否について
まとめてみたいと思います。
日本政策金融公庫の審査では
審査上、マイナスになる借入と
ならない借入があります。
マイナスになる借入とは
金利の高い消費者ローンや
カードローンです。
こうした返済負担の大きい
借入は、きちんと返済していても
申込者にとっては
審査がマイナスになるおそれがあり
早めに返済を済ませたほうがいいでしょう。
その一方
審査上、マイナスにならない借入もあります。
それは、住宅ローンです。
住宅ローンの場合は
ローンにたいし、住宅といった資産が
対応するため
審査では、問題とならないようです。
借入金月商倍率というものがあります。
借入金を平均月商でわったものですが
他に借入があった場合は
この借入金月商倍率を参考としてよいかもしれません。
例えば
平均月商が150万円で
すでに地元信用金庫から1000万円借りているとします。
その場合の借入金月商倍率は
1000万円÷150万円=6.66666666666…
となります。
一般的に借入金月商倍率は
3~5倍までに抑える必要があり
この場合、6倍を超えていることから
これ以上
日本政策金融公庫から追加融資を受けるのは
厳しいと言えます。
追加融資を希望する方の多くは
すでに他から借入限度額ぎりぎりまで
借りていたりします。
こうした場合
まずはこの借入金月商倍率を自分で計算し
おおよその融資額の目安をつけることも
大切かもしれません。