日本政策金融公庫の
創業融資における
設備資金と運転資金の
違いって?
設備資金と運転資金の
素朴な違いについての
コラムです。
目次
・設備資金と運転資金の違い
①固定資産かどうか
・設備資金と運転資金の違い
②必要な月数の見積
・設備資金と運転資金の違い
③設備資金運転資金の返済期間
設備資金とは
店舗、工場、機械
備品、車両などを
さします。
運転資金とは
商品仕入
人件費
広告費
消耗品などをさします。
設備資金とは
一般に固定資産を
さします。
固定資産にも
土地、建物などの
有形固定資産もあれば
ソフトウェア
営業権などの
無形固定資産もあります。
設備資金というとき
その両方が含まれます。
運転資金とは
設備資金以外の
支出をいいます。
日本政策金融公庫の
創業融資を受ける際
創業計画書では
設備資金と
運転資金の合計と
自己資金と
金融機関等からの
借入の合計が
一致するように
書いてゆきます。
ただし
設備資金といっても
店舗付き住宅の
購入の際の住宅部分や
会社設立のための
資本金部分は
創業融資の対象と
なりません。
設備資金の場合
使用年数の見積もりは
なくてもいいですが
運転資金の場合
必要な月数の
見積もりがいります。
日本政策金融公庫の
2016年の
新規開業実態調査では
黒字起業の黒字化までの
運転資金の平均月数は
6.8ヶ月でした。
運転資金として
給与を払う場合
1月当たりの
給与に必要な月数を
かけてゆきます。
1月30万なら
30万×6=180万
という具合です。
設備資金は
返済期間が20年以内
運転資金は
返済期間が7年以内
というのが
一般的ですが
実際は
返済期間が5年程度で
設定されることが
多いようです。