これから、脱サラして起業というとき
心の支えとなる一冊が
誰しもあることでしょう。
そんな脱サラして起業が怖いときの
心の一冊について、考えてみます。
目次
・脱サラ、起業と一冊のヒント
・脱サラ、起業が怖いときに読みたい一冊:古典
・脱サラ、起業が怖いときに読みたい一冊:歴史
・脱サラ、起業が怖いときに読みたい一冊:まとめ
脱サラ、起業の経験者として
脱サラ、起業が怖いと思っていたころを
思い出してみます。
脱サラ、起業することで
私財を失うリスクや
生活が安定するまで
何年、頑張ったらいいんだろうといったことへの
不安があった記憶がよみがえります。
こうした
脱サラ、起業が怖いと感じるのは
多くの方に共通です。
個人事業で起業する方
会社設立で起業する方
自己資金がたくさんある方
自己資金が少ない方
男性、女性、若手、ベテラン
問わず、多くの方は、脱サラして起業する際
怖いと思うものです。
ただし
このような脱サラ、起業に対し
ときに、一冊の本が光明を照らすことがあります。
このコラムでは
そんな脱サラ、起業の怖さを
照らすヒントとなる一冊について
古典、歴史の二つの切り口から
考えてみます。
脱サラ、起業が怖いときに
読みたい一冊として
「歎異抄」などは、いかがでしょうか?
「歎異抄」は
親鸞の弟子の唯円が師の教えと
異なる説に嘆き、書いたものとされています。
「歎異抄」には
他力という言葉がよく出てきます。
自力を捨てて、他力の信心をたてまつれば
真実報土の往生をとげるとし
他力の重要さが説かれます。
脱サラして起業するのは
たしかに怖いと思います。
しかし
脱サラして起業するまでに
自力をつくして、頑張ったなら
あとは、他力にまかせ
心を楽にしてもいいじゃないか。
という解釈で「歎異抄」を読むと
リラックスできると思います。
「歎異抄」はあくまで一例です。
他にもっと
親近感のある古典があれば
それは、それで、いいでしょう。
要するに
こうした古典への
自由な解釈を通じて
自分の心を開放することも
起業が怖いときなどは
有効ではないかということです。
脱サラして起業する際
読みたい一冊として
「坂の上の雲」などもあげられます。
脱サラして起業した後
失敗が怖いと思う方でも
203高地の乃木軍と
自分を比較すれば
失敗の怖さも薄れると思います。
歴史は
現代の自分を相対的に評価する視点を
あたえてくれます。
そうした視点のもとでは
少々の失敗も許容されるのではないか
といった妙な安ど感を感じられます。
そのため
「坂の上の雲」に限らず
脱サラして起業する際
歴史に目を向けてもいいのでは
ないでしょうか?
脱サラ、起業が怖いときに
読みたい一冊は
正直、なんでもいいと思います。
ここにあげたのは
その一例にすぎません。
ただ、これから
脱サラして起業する際
何らかの心の糧をお探しの場合
古典や歴史といったものは
その材料を豊富に含んでいます。
ウィトゲンシュタインが
心の糧という方がいてもけっこうですし
「燃えよ剣」が
心の糧という方がいてもけっこうです。
要するに
その一冊に自分を投影することで
今、起業する自分を奮いたたせること。
それができれば
脱サラ、起業しても
怖いということはないのではないでしょうか?