決算書の相談を受けていると
多くの方に共通する心理として
決算書をちゃんと作って
ちゃんとしたいという思いがあるようです。
目次
・決算書の相談に共通するもの
・決算書の相談で準備するもの
・決算書の相談で心がけること
これまで長年、無申告だったことや
税理士に決算書を依頼するお金がなかったことなどから
決算書の相談をされる方が、毎年、一定数、います。
決算書と一口にいっても
損益計算書や貸借対照表といった財務書類から
勘定科目内訳明細書や法人税申告書といった税務書類まで
含みます。
これらの決算書の相談を通じて
共通するものとして
決算書を税務署や金融機関に出すことで
ちゃんとしたいという思いがあるようです。
会社を長年、経営していても
決算書を作成していないところも、たくさんありますが
決算書を毎年、作成して、提出していないと
いつ、税務調査が入るとも限りませんし
いざというとき、金融機関から、お金を借りるのは難しいです。
要するに、決算書を毎年、作成していないと
社会から、信用を失うことになります。
そのため
決算書の相談をする方に共通するのは
社会との信頼関係を確保し
ちゃんとしたいという思いなのだと感じます。
決算書の相談は
多くの方が、税理士にされると思いますが
その際、準備するものとして
・登記簿や定款(法人の場合)
・個人の開業届や法人設立届出書、青色申告の承認申請書
消費税の簡易課税制度選択届出書など、税務署あての各種の届出や申請書
・帳簿書類
・過去の決算書
など、できるだけ、もっていったほうがいいでしょう。
決算書の相談で準備するものも
個人と法人で登記簿や定款に違いがあるだけで
おおむね、共通しています。
決算書の相談では
先入観をもたないように
心がけるといいでしょう。
決算書の相談に来られる方のなかには
「これは、経費にならないのではないか?」
という先入観を持たれることがあります。
そうした先入観をもとに
必要経緯に落ちるものが落ちないと
税金が高くなることもあります。
決算書の相談では、先入観をもたず
事業に関する資料は、洗いざらいもったうえで
ありのままを税理士に伝えるといいでしょう。